インドのリシケシにあるスワミ・ダヤーナンダ・アシュラムで9日間のヴェーダンタキャンプに参加していたかおる先生が本日帰国予定です!
かおる先生は今回のキャンプに参加する前から3年間『ヴェーダンタ』を学んでいましたので、今回のキャンプに参加しアシュラムという伝統的な修行の場で生活することで、また学びが深まったのではないかなぁと思います!
アシュラムデの食事松潤風の少年
いつかの晩御飯
ところで、みなさんは『ヴェーダンタ』とは何か知っていますか??
かおる先生がアシュラムで勉強してきた『ヴェーダンタ』とは、紀元前1000年頃から紀元前500年頃にまとめられたインド哲学の書物『ヴェーダ』の最終章のことです。
『ヴェーダ』とは知識という意味で、昔から長い時間をかけて師から弟子へ直接口述で伝えられてきた思想ですが、後になって書き留められ書物として残されたようで、現在は無形文化遺産に登録されています。
『ヴェーダ』が最終的に教えることは『私』の意味です。
いつかの昼ご飯アシュラムの近くの南インドレストラン
洗濯物干し場の番人(ほぼ毎日…怖いからバナナを差し上げてご機嫌をとり洗濯物を干させてもらう)
古い歴史をさかのぼると、もともとヨガとは座って瞑想をしたり、ヴェーダンタ哲学のお話しを師から聞いたりするものでした。
そのだいぶ後になって、長時間座って学習しても疲れない身体と落ち着いた精神をつくるためにヨガのアーサナ(ポーズ)を練習するようになりました。
現代でヨガと言ったらポーズの練習と思われていますが、私たちが普段行っているヨガはかなり新しいのものなんですね!
しかもヨガを行ってよいとされていたのは上位の階級の男の人のみでした。
女の人がヨガを行うようになったのは、長い歴史から見ると本当に最近のことなのです。
(女性がヨガをするようになったきっかけはスワミ・シヴァナンダだといわれています)
今となってはヨガはオシャレで素敵な女性のライフスタイルのようなイメージになっていますが、昔のヨガはもっと厳かな、精神と肉体の修行だったのですね。
ヒンドゥーの神様の像
家庭円満の木にお供えするおじさん
今も『ヴェーダンタ』は師から弟子に直接口述で伝えられています。
これは、紀元前から受け継がれてきた大切な大切な教えの中に、個人の考えや解釈が混ざって変わってしまうのを防ぐためです。
そしてなんと!ヴェーダンタのクラスはロータスヨガスタジオでも行っております!
かおる先生が師であるスワミ・チェータナーナンダジから直接教えてもらった知識を私たちは聞くことができます。
遠いインドにわざわざ行かなくても学べるなんてラッキーですね!笑
ぜひ土曜日8:30~9:45の『スワディヤーヤ』に参加して、伝統的なヨガの教えを先生から直接学んでみてください。
みんなで楽しく勉強していますので、あまり難しく考えずに気軽に参加してみてくださいね。
身体を動かすヨガからもう一歩踏み出して、本当のヨガ、『私』の意味を学んだら、いつも見ている世界が変わって見えるかもしれません・・・
かおる先生帰国の日、空港に向かうタクシーの中で遭遇した駅伝
帰りのタクシーは大渋滞だったそうです・・・
かおる先生は明日1日お休みをいただいて、水曜日からスタジオに戻ってきます!
みなさまのお越しを心よりお待ちしております(^^♪
あかね