2018.5.27(日)サントーシマ香先生のワークショップ
やっとこの日がやってきました!
カナダから一時帰国されているサントーシマ香先生が忙しい合間を縫って、福島のロータスヨガスタジオに来てくださいました。
いつもスタジオに通ってくださっている方はもちろんのこと、県外からも沢山のヨギーニが集まって下さって、ロータスヨガスタジオはとってもやさしいエネルギーで満たされた一日となりました。
久しぶりにお会いする香先生は、以前と変わらず穏やかで、吸い込まれそうな透明感と知性、女性としてのしなやかさと強さ、包み込むようなあたたかな笑顔で福島にやってきました。
現代ではヨガといえば女性が美容や健康のために行うイメージが強いですが、ヨガはもともと男性が修行の一環として行うものでした。
指導者も男性しかおらず、香先生によると女性のヨガ指導者がこんなに増えたのは、ここ100年ぐらいのことなんですって。
しかし、現在も伝統的な流派のヨガは男性主体のものが多く、ホルモンの影響などを受けて変化をしていく女性がそのような激しい練習を行うことは、かえって不調を招いてしまう事もあるようです・・・。
生理や排卵、妊娠、出産、更年期など、女性の身体は常にゆらいでいます。
身体を鍛えるような激しいヨガを練習するよりも、心と身体に寄り添うような練習をすることが大切だと香先生は言います。
香先生には二人のお子さまもいて、子育て中のエピソードなどもまじえながら、笑いあり涙ありの穏やかなワークショップとなりました。
写真からもその雰囲気が伝わるでしょうか・・・?(寝ている写真ばかりですが、ボルスターを支えにした仰向けのポーズは本当に気持ちが良いんですよ~♥)
妊婦さんも参加されていましたが、子育て中のお母さんには今回の香先生のお話、特に心に響いたのではないでしょうか??
仕事や育児、介護などで自分のことが後回しになっている女性、小さい体で沢山の役目を背負ってヘトヘトになっているのに、ヨガに来てまで頑張らないでください!!!
普段アクティブに身体を動かすヨガのクラスに参加されている方にとって、動き過ぎない、頑張り過ぎないというのは違和感があるかもしれませんが、慌ただしい毎日から切り離されて、ホッとできる癒しの時間、これこそが香先生が伝えたい『女性のためのヨガ』なのではないでしょうか。
ムーンサイクルヨガはただゴロゴロしてゆっくりしているわけではなく、女性の内側の月の周期や季節、気温、時間に合わせてアクティブな立ちボーズなども練習していきます。
アーユルヴェーダが教える適切な運動とは、うっすらと汗がにじみ、血色が良くなり、鼻呼吸が保てる程度の強度です。
生理前や生理中はお腹に力が入るようなアーサナや、逆さまのポーズをを控える、など自分の内側の月の周期に寄り添った練習を。
これからやってくる夏の暑い時期は、汗だくになるような練習ではなく養生を意識したゆったりとした練習を。
自分にとって心地良いことを大切に、ヨガの練習の強度や負荷をデザインすることが自分の内側と、外側の調和がとれた状態を保つ秘訣になります。
生理不順や不妊症、更年期障害など、女性特有の悩みや症状に悩んでいる方が沢山います。
ムーンサイクルヨガやヨガニードラで自分を癒す時間、自分が自分といる時間を作ってみることが、調子の良い体、機嫌の良い自分を取り戻す一歩になるかもしれません。
香先生のやさしい声に誘導されてのムーンサイクルヨガ、ヨガニードラはとっても心地の良い癒しの時間でした。
生理中はなるべくスケジュールを詰め込まず、ゆっくり過ごし、月が出ている時間はなるべく休息を心がけるなど、今回のワークショップで香先生から教わった事を日々の生活で実践してみましょうね♪
今回のワークショップに参加してくださった皆様、香先生、本当にありがとうございました!