マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年

ロータスヨガスタジオの会員のYさんにご紹介いただき、『マイクロプラスチック・ストーリー ぼくらが作る2050年』という映画を観てきました。
子どもたちの研究は素晴らしく、とても勉強になりました。

 

簡単に言うと、
マイクロプラスチックとは直径5ミリメートル以下の小さなプラスチックのことをいいます。
プラスチックごみは、ごみ集積所から風、雨の影響で離れてしまったものやポイ捨てなどが原因で河川から海へと流れつきます。
風化したプラスチックはいつまでたっても自然分解されずに細かなプラスチック片として残り、海中のごみとなります。
海中へと流れたマイクロプラスチックには様々な有害物質を吸着する働きがあり、有害物質を吸着したマイクロプラスチックを摂食した海洋生物を人間が食べることで、有害な化学物質が体内に蓄積され、免疫力低下をはじめとした何らかの健康被害を受ける可能性が指摘されているのです。
また、マイクロプラスチックを食した魚の胃はマイクロプラスチックでパンパンになり、餌が食べられず死んでしまうといいます…。
漁獲量にも影響し経済的損失も懸念されますね…。リサイクルすればいいのでは?という簡単なことでもないようです。

 

マイクロプラスチックを削減するためには、プラスチック自体を減らすことが重要です。
プラスチック製品を購入しない、買い物のときにマイバッグを持参して、レジ袋をもらわない。
マイボトル(水筒など)を使い、ペットボトルやストローの使用を控える。
スプーンやフォークなどの使い捨てプラスチック製品の使用を控える。
プラスチック容器包装をはじめ、きちんと分別する。
ルールを守ってごみ置き場に捨てる。ポイ捨て(不法投棄)は絶対にしない!

 

さて、
最近問題になっているのが『香害』柔軟剤や液体合成洗剤に含まれているマイクロプラスチックです。
テレビCMで「香りが続く」「香り弾ける」「動くたびに消臭」などと宣伝している柔軟剤や液体合成洗剤には、PM2.5サイズほどのプラスチック樹脂製の「マイクロカプセル」が配合されています。
そのカプセルの中に人工香料や消臭・抗菌成分を封じ込めて、少しずつ弾けさせることで効果が長続きしているのです。
東京大学の調査では、シジミから柔軟剤のマイクロカプセルと人工香料が見つかっています。
香りと一緒に吸い込んだ場合は、肺の奥にマイクロプラスチックが入りこんでしまいます。
それによりある日突然『化学物質過敏症』を発症する人も少なくないといいます。

 

先日、スタジオ内の網戸を修理するために木製ブラインドを外したところ…
なんとブラインドから柔軟剤の香りが!注意深く壁などを匂ってみたら…なんと壁からも柔軟剤のにおいがするのです。。。
こんなところにも~(´▽`*)マイクロプラスチックがはじけてブラインドや壁にもついているとは!驚きです。

マイクロプラスチックカプセルは動いたり衣服がこすれたり、室内の湿度が上がったり汗をかいたりするとはじけ飛んで香るため、これからの季節はより注意が必要です。

洗剤や柔軟剤はマイクロカプセルが使われてないものもたくさんあります。
香りは嗜好品なので難しい問題ですが、ヨガウェアだけでもそういった洗剤等をお使いいただくと、ロータスヨガスタジオの皆さんが快適にヨガができるのではないかと思っております。
どうぞご協力をお願いいたします!
未来を生きる子どもたちのためにも今できることから始めましょう。

 

皆環境問題や健康問題に関心を持って『マイクロプラスチックストーリー ぼくらが作る2050年』観てみませんか?
スタジオでお得に観れる前売り券を販売しております!
通常1800円のところ、前売り券は1100円です。
6月15日(木)まで福島フォーラムで上映しています興味のあるからはお声かけください。

 

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