写真の数が多すぎて整理が終わりません・・・
さて、南インド巡礼の旅、レポート2でございます。
ここから怒涛の毎日が始まります。やっとインド過ぎる日々、万歳!!な毎日の始まりです。
ちなみに、インドでお腹壊さなかったですか~とよく聞かれますが、私は3回インドに行ってますが一回もおなかを壊したことはありません。
今回の旅でもお腹を壊した人はいませんでした。
ただ、日本に帰って来た日にお腹が痛くなり(急にお寿司食べたからかな?)日曜日の朝のヨガクラスが心配でした・・・。
インドツアー3日目は朝4:30からのギリプラダクシナで始まりました。
ギリプラダクシナとは簡単にいうと、歩きながらのお祈り、瞑想です。
南インドのティルヴァンナマライという都市にあるアルナチャラ山という山裾を約14km歩きます。
路上には布に包まって寝ているサドゥー(修行者)が沢山います。
女の人は1人で歩くのは怖いのでやめた方がいいかもしれません。
でも私たちの他にもギリプラダクシナをしているであろう人たちは沢山いましたよ。
歩いている途中にこのような寺院が沢山ありました。
写真、めっちゃブレてますがまだ笑顔が見えますね。
付き添ってくださったガイドのラジェッシュさんにも感謝です。
裸足で歩くのが正式な方法なので、かおる先生は裸足で歩いています。(今回で2回目だそうです)
途中で足に何か刺さったりしながら歩いていました・・・クレイジーポイント獲得事案ですね。
私はインドについてすぐに足の裏を蚊に刺されてかゆみがひどかった為、今回はサンダルでのチャレンジ。
いつの日か裸足で歩いてみたかったり、みたくなかったり・・・
これがギリプラダクシナで歩く14kmの案内図です。
所々にあるので自分がどのくらい歩いたかチェックできます。
だんだんと空が明るくなってきました。
野良犬
結構歩いたと思ったのにこれしか進んでないーーー!!!とちょっとがっかりしたりもしました。
そんな私の気持ちを明るくしてくれたのは、ロータスヨガスタジオ企画旅行準レギュラーの伸子さんです。
伸子さんは今まで企画した4回の旅行中3回参加されているムードメーカー、私も大好きです!
なんと伸子さん、EXILE ATSUSHIのライブTシャツを着てギリプラダクシナをしていました!!
おそらくこの世界でEXILE ATSUSHIのライブTシャツを着てギリプラダクシナをした人は伸子さんが最初で最後でしょう。
EXILE ATSUSHIファンの方に勘違いされては申し訳ないので説明すると、EXILE ATSUSHIをイジっているわけではなく、「EXILE ATSUSHI」と「ギリプラダクシナ」という混じり合うことのないものがここ南インドで一つになっているシュールさにハマってしまったのです。
そんなこんなで「EXILE ATSUSHIのギリプラダクシナ」というパワーワードが生まれました。
早朝は大通りもあまり車が通っていないので、空気がきれいで清々しかったです。
インドの空じゃないみたいなインドの空。
クリスチャンのお墓。
南インドはキリスト教の方が多いらしく、教会も沢山ありました。
インドはヒンドゥー教の人口が一番多くて、イスラム教、キリスト教、シク教、仏教、ジャイナ教の6種類が信仰されています。
シク教はターバンを巻いているのでとってもわかりやすいです。
シク教の人は身体に刃物を当てない為、髭もそらず、髪も切らないそうで、長ーい髪の毛をターバンの中に収めているんですって。
ジャイナ教はインドにしかない宗教で、インド人の中にも0.4%しかいません。
ガンジーの教えから非暴力を徹底していて、肉、魚、卵、地中の野菜(根菜)、はちみつを一切食べず、厳格なジャイナ教の人はあらゆる生物を生活の中で殺したり、誤って傷つけてしまわないように細心の注意を払っているそうです。
例えば飛んでいる虫が誤って焼け死なないように料理をするときに火を使わない、土を掘り起こしたときに虫を殺してしまわないように根菜を食べない、間違って虫が口の中に入らないようにマスクをして歩く・・・など、非暴力を徹底しているそうです。
そしてジャイナ教にとっての非暴力は身体的行為だけでなく、発言や思考も含まれるため、人を傷つけるような言葉、要するに悪口を心の中に思うだけで罪と考えるそうです。
悪口を考えることもしないって凄くないですか!?
さっきまでバスの中で飛び回っていた蚊をイライラしながら叩こうとしていた自分、しかも蚊がいなくなるスプレーを3プッシュほどまき散らしてしまった自分が情けないです・・・
周りが明るくなって来て、足取りも少し軽やかになってきたころです。
道路を往来する車も増えてきて、インド感が戻ってきました!
朝日がとっても綺麗でした・・・
辺りが明るくなって来てやっと見えましたが、これがアルナチャラ山です。
アルナチャラ山はヒンドゥー教の神様であるシヴァ自身といわれていて、聖地の中で最も神聖な地といわれています。
この町からはいつでも何処でもシヴァ神が見えるというわけです。
アルナチャラ山で死ぬまで暮らしたヨガの偉大な聖者、ラマナ・マハルシは「アルナチャラが地球のハートであり、世界の中心だ」と言っていたそうです。
遠くにシヴァ寺院が見えてきました。
ごみだらけでも絵になるなぁ・・・
みんなどこに行くのでしょうか?
きっと祈りに行くのでしょう。
朝日に照らされる建物。そして背景にアルナチャラ山。
チャイ屋で一休み。
渋イケメンのおじさんがチャイを入れてくれた!!
写真家三井昌志さんの写真集で「渋イケメンの国~無駄にかっこいい男たち~」というめちゃめちゃ私得な本があります。
気になる方はURL貼っときますのでチェックしてみて下さいね。
http://tabisora.com/blog/information/shibuikemen/ ←開いた瞬間目力凄いので注意!!
インドに溶け込んでる!!
超カッコイイおじさん達!!
しかも個人的にはここで飲んだチャイが今回の旅で一番おいしいチャイでした。
目の前にそびえ立つのはシヴァ寺院のゴープラム(塔門)です。
高さ66mもある立派な門です。
シヴァ寺院の入口から見た朝日がとっても綺麗でした。
おじさんトリオ。
ずーっとついてきました。
ここでガイドのラジェッシュさんから驚きの一言が!
「ギリプラダクシナは終わりです」
山裾を14kmを歩くギリプラダクシナは終了したみたいです。
いきなりの終了宣言に驚きましたが、約4時間歩き続けた私たちは達成感に満たされていました。
次回、シヴァ寺院とラマナアシュラム訪問、アルナチャラ山での珍事をお楽しみに!!!