こんにちは、あかねです
以前はイベントやワークショップのレポート、旅行の記事などをアップしていたスタッフブログのコーナーですが、あのウイルスが流行りだしてからなかなかネタがなく更新できずにいました・・・
久しぶりに文章を書いてみようとパソコンを開いてみたところです
さて、ロータスヨガスタジオでは毎日様々なクラスを行っております。
「やさしいヨガ」や「リラックスヨガ」、「アロマヨガ」や「ゆるヨガ」など、クラスの名前で何となく内容が分かるクラスと「陰ヨガ」や「ハタヨガ」、「ムーンサイクルヨガ」など分かりにくいクラスがありますよね。
その中でも断トツで謎いクラスが「シヴァーナンダヨーガ」だと思います。
そこで、今日はシヴァーナンダヨーガについてのブログを書こうと思います
時を戻すと、ロータスヨガスタジオは2010年に薫先生が開いたヨガスタジオです。
2022年の現在では福島にもヨガスタジオがあちこちにありますが、スタジオオープン当時は福島にヨガ専門スタジオは無く、ヨガを練習するには本やDVDを参考にするしかありませんでした。
フィットネスクラブや運動施設でヨガを教えていた薫先生が意を決して開いたのがロータスヨガスタジオです。
スタジオ開設したばかりの時の写真です。緑が無くて寂しげでした。
さて、そんなオープン当初からスタジオで大切にしているクラスがあります。
それは『シヴァーナンダヨーガ』です。
どうしてロータスヨガスタジオではシヴァーナンダヨーガをオススメしているのか、シヴァーナンダヨーガとはどんなヨガなのか、を数回に分けてお話ししたいと思います。
シヴァーナンダヨーガは、インド人『スワミ・シヴァーナンダ』の一番弟子である『スワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダ』が世界に広めた流派です。
スワミ・シヴァーナンダは西洋医学の医師としてマレーシアで治療活動をしていましたが、体だけではなく心、精神を救うことが必要とされていると感じ、インドに戻ります。
医師としてのキャリアを捨ててヨガの道に入ったのです。
そして、西洋医学を否定することなく、肉体と精神のバランスが取れた状態を取り戻すためのヨガを教えはじめました。
その後、シヴァーナンダ師の元でヨガの修行を積んでいた若者ヴィシュヌ・デヴァナンダが、もともと男性しか練習することの出来なかったヨガを、女性も、心身に不調のある人も、お年寄りも誰でも楽しめるようにわかりやすくまとめ直しました。
ヴィシュヌ・デヴァナンダは天才的なアサナ(ヨガのポーズ)の才能があったそうです。
彼は、師であるシヴァーナンダから世界中にヨガを広める活動を任命され、自分で飛行機を操縦して西洋に渡り、シヴァーナンダヨーガを教えて回りました。
そんな事からヴィシュヌ・デヴァナンダは「空飛ぶスワミ」と呼ばれています。
インドデリーのシヴァーナンダヨーガセンターで撮影したヴィシュヌ先生の看板
1961年にカナダ・モントリオールでシヴァーナンダセンターを開設し、翌年にカナダ・ケベック州にシヴァナンダ・アシュラム(現在のシヴァーナンダヨーガの本部)を開設しました。
アシュラムとはヨガを練習する人が生活する滞在型施設です。
私も6年前にスタッフとして滞在しましたがとても癒される素晴らしい場所でした。
ケベックのアシュラムの瞑想ホール
その後、バハマ、カリフォルニア、ニューヨークなど、世界中にヨガセンターやアシュラムを開設しました。
インド北部のリシケシにはシヴァーナンダ・アシュラムとフォレスト・アカデミーというヨーガの総合大学も在ります。
現在では、世界各国の約40都市にセンターを持ち、11か所にアシュラムを運営する国際的な組織となりました。
ヴィシュヌ先生が実際に乗っていた飛行機
平和のリーダーを育成する事をテーマに1969年から始まったシヴァーナンダヨーガ・ティーチャー・トレーニング・コース(TTC)は、みんながヨガをすればもっと世界が平和になるのではないかとの考えによって開催されています。
シヴァーナンダヨーガのティーチャーになる為に1ヶ月間アシュラムで生活しながらハードで厳しい、(けれど結果楽しい)訓練を受けるのです。
卒業の際に4時間の筆記試験を受け、合格するとシヴァーナンダヨーガを教える事が出来るようになります。
薫先生はベトナムで開催されたシヴァーナンダヨーガ・ティーチャーズトレーニングオンラインコースの日本人メンター(助言者)を務めました。
現在もシヴァーナンダヨーガジャパンのオンラインヨガの先生を務めています。
ヴィシュヌ先生の弟子のスワミ・マハデヴァナンダ師がロータスヨガスタジオに来た時の写真(2012年)
さて、今回はシヴァーナンダヨーガの成り立ちについての堅苦しいブログになってしまいましたが、次回はもう少し内容の部分に踏み込んでいきたいと思います!
お楽しみに〜