南インド巡礼の旅2019 レポート④

ナマステ!!
南インド巡礼の旅レポートを楽しみにしている方が沢山いらっしゃるようでうれしいです!!
間が空いてしまいましたが、前回の続きを書いていきますのでお付き合いくださいね。

 

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さて、カフェでスイカジュースを飲んで元気回復した後はラマナ・マハルシのアシュラムにやってきました。

 

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スタジオに通われている皆さんは、スタジオの後ろの壁にインド人の写真が飾ってあるのをご存知だと思いますが、あの写真の方がラマナ・マハルシです。
ここはマハルシが青年の時~亡くなるまでの写真が飾られた部屋です。

 

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アシュラムは道路に面していますが、一歩敷地内に入るととっても静かでのどかです。
ここに宿泊して滞在することも出来ます。

 

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マハルシは動物をとっても愛していました。
ここは、彼が大切にしていた牛のラクシュミのお墓です。

 

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ここは孔雀のお墓です。かわいい。

 

 

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アシュラムの敷地内からアルナチャラ山に登ることができます。

近代インド最大の覚者といわれるラマナ・マハルシは、バラモン(カーストの頂点)の家庭に生まれました。
16歳で出家しアルナチャラ山に籠り、生涯をここで過ごしました。

 

 

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石の上でサルがくつろいでいました。

 

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青年と手を取り合って登っていく伸子さん。
両手を繋ぐという珍しいスタイルで、ダンスをしているかのように軽やかなステップで登っていきました。
インド人ガン見。しかも裸足。

 

 

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結構ガタガタの道もスタスタとものすごい速さで登っていきました。
伸子さんの歩幅が凄い。あっという間に遠くへ。

 

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山の中腹から見えるシヴァ寺院です。

ここから、もっと上がっていったところにラマナ・マハルシが瞑想していた洞窟があります。
撮影禁止だったので写真はありませんが、私たちも洞窟に入り瞑想をしました。
ここは前回の南インド巡礼の旅で行かなかったところなので初めて入りました。というのも、洞窟が少し分かりにくい所にあり、前回見つけられなかったみたいです・・・伸子さんのお相手の青年が連れていってくれました。
洞窟の中はスゴイ圧力と熱気を感じました。ポジティブなパワーがギュウギュウに詰まっている感じです。
少し離れたところにラマナ・マハルシのお母さんが過ごしたお部屋があり、そこでも瞑想をしました。
ガーーーっと山に登りチーーーンと瞑想、またガーーーーっと登りチーーーーンと瞑想。今振り返るとどんなツアーだよ!、と思いますが、その時は必死です。めっちゃ面白かった。

 

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この山を登っている時、私は凄く元気です。前回もそうでした。凄く機嫌が良くなって、気持ちが良いのです。

伸子さんのお相手にチップ100ルピー渡したら、ドルも下さいと言われ1ドル渡しました。
私が彼に渡した金額は合計300円ぐらいです。インドでは十分な金額です。
後で聞いたら伸子さんは彼に間違って9ドルも渡してしまったらしいです!!1000円以上です!
こんなエピソードも明るく笑い話にする伸子さん、インドってるな~!
※「インドってる」とは私が考えた言葉で、インドを楽しんでいる時とか、インドならではの理不尽な事があったりしたときに使う言葉です。使い方としては、「昨日のアルナチャラ、マジでインドったわ」とか「このホテル、インドってるね~」とかそんな感じです。

インドはいまだにカースト制度の影響を強く受けていますし、貧富の差も大きいため、平均をとるのはかなり難しいですが、インドのサラリーマンの平均日当の3日分くらいを彼は約1時間で稼ぎました!すごくピースな青年でした。

 

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アルナチャラ山を登っていると沢山のお店があり、神様の石像が売っています。

 

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かおる先生はここでナンディの像を買いました。
作った職人さんにお祈りをしてもらいました。

 

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こんな感じで、沢山の道具を使って石を彫っています。
この方は、勉強する兄弟のために日本のペンが欲しいと言っていました。
ガイドのラジェッシュさんによると南インドの子どもは通学率が高く、頭がいい人が多いらしいです。
次回インドに行くときは日本のペンを沢山持って行こうと思いました。

 

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一つひとつ手作りなので、どれも職人さんの気持ちがこもっています。
聖地作ってで売っている像には、そこら辺のお土産屋で売っているものより特別なパワーがあるように思います。

 

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この寺院の真ん中にはマハルシの亡骸が安置されており、毎日沢山の人がお祈りや瞑想に来ています。
山から下りた後、私たちも瞑想をしました。
夕方になるとプジャが始まって、座るスペースがないくらい沢山の人が来ていました。
今回、写真撮影が禁止されていて撮れなかったので、3年前に訪問した時の写真を載せています。

 

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アシュラムの敷地内からもアルナチャラ山が見えます。

そして私はここで奇跡的な再開をしました!
山から下りてきて寺院に入ったら、向こうから見覚えのある方が歩いてきました。
なんとカナダのシヴァーナンダアシュラムで一緒にカルマヨガ(スタッフ)をしていたゆりさんでした!
まさかインドで再開するとは思っていなかったのでびっくりしました。
この日、この時間、この場所で、しかも広いアシュラムの中でばったり会うってすごいことです!!
近くのゲストハウスに、以前ロータスヨガスタジオにも来てくださったスワミ・チェータナーナンダジも滞在されていたようで、スワミジには今回お会いできませんでしたが、ゆりさんと再会の喜びを分かち合い、近況報告した後、写真をとって別れました。

 

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ラマナアシュラムは人生2回目でしたが、やっぱりここが大好きだと思いました。
インドの聖地は写真が撮れない所が多いので、実際に行って見て、体感してほしいです。

 

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夕方アシュラムを出た私たちは寝台列車に乗るためにヴィルプラム駅まで移動しました。
移動の最中にバスがオーバーヒートするというアクシデントに見舞われ、30分以上足止めを食らいましたが、運転手とアシスタントが応急処置をしてなんとか走り出しました。

 

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駅の近くのローカルレストランで夕食。
南インドの伝統料理、マサラドーサです。
辛かったけどドーサがパリッパリでとっても美味しかったです(^O^)

 

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なんだか外が騒がしいなぁと思ったら近くで結婚式をやってたみたい。花火が何十発も打ちあがってました。

 

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結婚式に影響されたのか、謎のインド人登場。
ホントに謎のインド人でした。今回の旅で一番の謎のインド人でした。
いきなり来て、いきなり主人公面でしたので写真を撮っていたら、ガイドさんに危ない人だから近づかない方がイイと注意されました。

 

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容赦なく車やバイクが来るので大きい道路を渡るのもヒヤヒヤです。
止まることなく、スピードを落とさず、堂々と渡らなければ轢かれます。

 

 

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駅のホームで集合写真。
2日間何時間も運転して下さった運転手とアシスタントとはここでお別れです・・・
お陰様で楽しく旅が出来ました。ナンドゥリ!(タミル語でありがとう)

 

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駅に着いたのが21時でした。
右端に注目。インドの駅あるある。寝てる人いがち。(これは少ない方です。デリーの方に行くと足の踏み場もないくらいの人が雑魚寝してます)

 

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インドの列車、カッコイイ!!

 

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駅の名前はヴィルプラム。

 

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私たちが駅に到着したのは21時。私たちの列車の到着時刻は24時。
ここで3時間ッ!?
さすがに何にもないこの駅で、3時間待ちはインドってる・・・これだからインドはやめられませんなぁ。愛おしい、インド。

 

 

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待合室で着々と寝台列車の寒さに備えるかおる先生。左下の女性の表情がなんか人生。
この赤い椅子が凄く汚かった。まあまあ汚くても平気な私でも座れませんでした。そして蚊が凄かった。
駅の待合室は男性と女性に分かれていて、シャワールームもありました。
トイレは個室と全開(仕切りなし。扉なし)の2種類あり、大人が普通にもろ出し状態でおしっこしている所を見てしまう事があります。
田舎のトイレではよくあることです。

 

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椅子にずらーっと並ぶ日本人。お土産の相談中。

 

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駅で待っている日本人がよほど珍しいのか、列車が止まる度に降りて来て写真を頼まれます。
体格の良い彼は都会からやってきたお金持ちのお坊ちゃまでしょうね。

 

 

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寝台列車は8つの等級にわかれています。
大きく分けるとエアコン有とエアコンなしで区別され、エアコン有のクラスは外国人観光客やインド人のビジネスマン、軍人、中級以上の家族連れなどが利用するため、安全度が高いとされています。

 

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私たちが使ったのはエアコン有の2等クラスでしたので、ファーストクラスほどではありませんが十分快適でした。
ただ、4人一部屋で男女一緒なので、見知らぬインド人と同じ部屋になることがあります。

 

 

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お弁当売りのおじいちゃん。ナイスキャラでした!!

 

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スーツケース運び屋さんと交渉するラジェッシュさん。
眼光鋭く、インド人が交渉する時の顔になってます。

この後ほぼ予定通り列車が到着し、無事に全員乗り込むことが出来ました。

 

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私とかおる先生が一緒の部屋で、2人のインド人と同室でした。
相変わらず冷蔵庫のように寒くて、ダウンを着て、毛布を掛けて寝ましたがそれでも寒かったです。
周りで寝ているインド人のいびき合唱団が素晴らしく大音量で、寒さもあり、眠れるかな~と心配でしたが、一度も目覚めることなく朝を迎えました。私は寝台列車で安眠できる才能があるようです。飛行機でもよく眠れるし、本当に特技だな~と思います。

ラジェッシュさんの「もう着いてますよ」の声で飛び起きました。
ふつう「もうすぐ着きますよ~」でしょ。
「もう着いてますよ」って!
いきなり交感神経MAXレベルでガバっと起きました。
私は急いで荷物まとめて、パスポート確かめて、ベットの2階から忍者のように素早く降りました。
かおる先生は焦りすぎて自分の荷物を何にも持たずに手ぶらで降りようとしていたので、相当なパニックを起こしていたのでしょう。
日本人が焦りまくっている姿を見ていた何人かのインド人にぶつかりながら列車から飛び降りました。
なんと!30分以上も早く駅に着いたらしいです。
インドで遅れることはあっても早く着くことなんてないからね!
私も100%遅れると信じていたのでアラームを到着時刻に設定していましたからね。
インド人であるラジェッシュさんも「こんなこと初めて。インド変わったネ」と驚いていました。

 

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そして待機していた私たちのバス。Incredible Indiaって。
まーじーで、インクレディブル。

Incredibleとは「信じられない、信用できない、驚くべき、とてつもない、非常な」という意味です。

 

次回、南インド巡礼の旅4日目、マドゥライ観光へとつづく・・・

 

 

南インド巡礼の旅2019 レポート①

南インド巡礼の旅2019 レポート②

南インド巡礼の旅2019 レポート③

 

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